中小企業の「親族内承継」に関する中間とりまとめが公表されました
- inokuchi
- 2025年12月26日
- 読了時間: 3分
経済産業省・中小企業庁は、「中小企業の親族内承継に関する検討会」の中間とりまとめを公表しました。
これは、2025年6月から議論されてきた内容を整理したもので、親族内承継を円滑に進めるための課題と今後の方向性が示されています。
■ なぜ今「親族内承継」が注目されるのか?
日本の中小企業では、経営者の高齢化が進み、70歳以上の経営者が増加しています。
一方で、廃業理由の約3割は「後継者不在」。黒字企業であっても、後継ぎがいないために廃業するケースが増えています。
親族内承継は依然として約3割を占め、経営者の希望としても根強い選択肢です。
しかし、税制・育成・準備不足などの課題が多く、スムーズに進まない現状があります。
■ 中間とりまとめのポイント
今回のとりまとめでは、以下の方向性が示されています。
1. 事業承継税制の見直し
• 親族内承継を後押しするため、税制のあり方を再検討
• 特例措置・一般措置の課題整理
• 企業規模や状況に応じた柔軟な制度設計へ
2. 後継者(アトツギ)育成の強化
• アトツギ甲子園や後継者ネットワークなどの取り組みを拡充
• 経営能力の向上を支援し、承継後の成長投資につなげる
3. 経営環境の変化を踏まえた承継支援
• 物価高、人手不足、DXの必要性など、現代の経営課題に対応
• 承継を「経営革新のチャンス」と捉える視点を強調
■ 事業承継は「企業の未来を守る経営戦略」
事業承継は単なる世代交代ではありません。
企業の価値・雇用・地域経済を守り、未来の成長につなげる重要な経営戦略です。
特に親族内承継は、
• 企業文化の継続
• 経営理念の継承
• 従業員の安心感
といったメリットが大きく、地域企業にとって重要な選択肢です。
しかし、準備不足のまま承継時期を迎えると、
税負担・資金繰り・後継者育成などの課題が一気に表面化します。
■ 承継は「早めの準備」がすべて
今回の中間とりまとめは、
「親族内承継をもっと円滑に、もっと戦略的に進めるべき」
という国の強いメッセージでもあります。
事業承継は、5年〜10年の準備期間が必要と言われています。
「まだ早い」と思っている今こそ、実は最適なスタート時期です。
■ 事業承継の相談はダイバーシティイノベーションへ
事業承継は、
• 後継者育成
• 経営改善
• 組織づくり
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など、多面的なサポートが必要です。
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